
口の周りやフェイスライン、頬などにできてしまう大人のニキビを鏡で見ると、憂鬱な気分になりますよね。思春期ニキビはホルモンバランスの乱れによる過剰な皮脂分泌が原因なので、成長と共に落ち着きます。
でも、大人ニキビは一時的なもので終わってくれない場合があります。大人になってからもニキビの症状が続く場合は、日頃のスキンケアや食生活など、様々な要因が重なってしまっている可能性があります。ですから、ニキビを確実に治すために生活習慣を見直すのは良いことです。
余分な皮脂や汚れを落とすために洗顔は欠かせません。でも、ニキビが気になるという理由で何度も洗顔したり、肌をゴシゴシと摩擦をかけて洗うことはNGです。ニキビができている肌はとても敏感な状態になっているからです。
ですから、あなたの肌にとって刺激が少ない洗顔料を使い、しっかり泡立てた泡で優しく洗うようにしましょう。また、ぬるま湯のお湯で丁寧に洗い流すようにしましょう。洗顔後は、すみやかに保湿ケアをすることも大切です。
毎日の食事を栄養価の高いものにすると内側からのニキビケアにつながります。ですから栄養バランスのとれた食事を1日3回とりましょう。欠食や暴飲暴食、脂質の多い食事を避け、肌の素になる栄養素を含んだ食材を積極的にとることが、ニキビ対策になります。
ニキビ肌のために開発されたケア用品には様々な種類があります。それぞれ配合されている成分や使い方、効果や効能などは違いますし、価格もピンキリです。どのメーカーも魅力的なキャッチコピーで宣伝されていますが、一番重要なのは、自分の肌に合ったケア用品を選ぶことです。
人それぞれ肌質は異なっていますし、ニキビができる原因も違います。自分の肌にピッタリ合ったニキビケア用品を見つけ、正しい方法でケアすることがニキビのない肌を作る一つのポイントです。
ニキビを潰すことはもちろん、触ることもニキビの症状の悪化につながります。ニキビの症状が悪化すると、ニキビ痕や色素沈着、さらには肌がクレーター状に凸凹してしまう恐れがあります。ニキビを不必要に悪化させないためには、ニキビを絶対に触らないで、自然治癒力と正しいケアで対処するようにしましょう。
先述のように、ぬるま湯で皮脂や汚れを除去していつも清潔な状態を維持すること、そして自然治癒力を高めるために、肌に必要なタンパク質やビタミン類をたくさん摂取することは大事です。
参照:ニキビの悪化予防とケア|大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/acne/prevention/
ニキビは実は正式名称ではありません。正式名称は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」で、皮膚病の一種です。ニキビができる主な原因には、ホルモンバランスの乱れ・アクネ菌の繁殖・皮脂バランスの崩れなどが挙げられます。
男性ホルモンは、皮脂の分泌を促進させる働きがあります。女性の体内にも微量の男性ホルモンが存在していますが、生理が始まる年齢になると男性ホルモンの分泌量が急激に増え、結果的にホルモンバランスが崩れてニキビができやすくなります。
ホルモンバランスはストレスや生活環境・加齢などによっても影響を受けますが、一般的に男性ホルモンが優位に働くとニキビなどの肌トラブルを発症します。
参照:ニキビの基礎知識|大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/acne/about/
肌には無数の常在菌が存在しています。腸内環境のように、善玉菌と悪玉菌が上手にバランスをとれていると肌状態は良好ですが、悪玉菌が増えすぎるとニキビや吹き出物などの肌トラブルが起こりやすくなります。
アクネ菌は常在菌の一つです。すべての人の肌に存在しているもので、本質的には悪者ではありません。実際、アクネ菌は皮脂をエサに脂肪酸を作り、有害な細菌の増殖を抑制する働きをしてくれます。
しかし、肌バランスが崩れて皮脂が不必要に溜ってしまうと、アクネ菌は増殖します。その結果ニキビなど面倒な肌トラブルが発症します。
健康な皮膚の場合、皮膚の一番外側にある角質層がバリアとなり、外的刺激から肌を守ってくれます。しかし、肌の免疫力が低下すると、肌が乾燥して外部からの刺激を受けやすくなります。
乾燥はニキビとは無縁に思えるかもしれませんが、実は乾燥がニキビのトリガーになることもありえます。乾燥すると、体は肌の皮脂が不足していると感じ、過剰な分泌をはじめます。
そうなると皮脂が多くなりすぎて、結果的にニキビ発症につながるというわけです。そのため、ニキビ対策には乾燥肌を避けることも含まれます。
糖分や脂質の多い偏った食生活は皮脂の分泌を活発にします。そうなるとやはり、ニキビの発症や悪化につながります。チョコレートやケーキなどの糖質が多い食品や、揚げ物・ファーストフード・スナック菓子などの油っこい食事は控えるようにしましょう。
参照:日常生活でのニキビ注意点|大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/acne/precautions/
大人ニキビの症状には個人差があります。顔といってもニキビができやすい場所は違いますし、背中のニキビに悩まされている方も少なくありません。ニキビを治すためには、症状にあったケアが大切です。では、症状・段階別のニキビケアをご紹介しましょう。
特徴
「結果を出すサロン」として有名なエステサロン「エルセーヌ」では、「ニキビ集中ケア」コースが用意されています。個別のカウンセリングによって、患者ごとにニキビの原因を見極めます。そして個人個人の生活習慣の改善方法を提案し、ニキビの集中施術を行います。
相場価格 | 1,000円 |
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ニキビの状態 | 赤ニキビ、黄色ニキビ、ニキビ跡 |
おすすめ度 | ![]() |
総評
「イオンパック」と「ブルー&イエローの光」という、ツルっとしたキレイな肌を目指すための施術サービスが提供されています。この施術はすでに多くの方が体験していて、満足度も高い施術です。「ワンランク上のキレイ」を目指したいなら、エルセーヌのニキビ集中ケア体験コースを申し込んでみませんか?
相場価格 | 2,980円 |
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ニキビの状態 | 赤ニキビ |
おすすめ度 | ![]() |
総評
自然治癒力に働きかけるため、ニキビ予防にも効果を発揮します。ニキビを未然に防ぎたい方に特におすすめです。
特徴
ニキビ痕や肌のざらつきなど、ニキビの後遺症に悩まされている方も少なくありません。そのようなケースには、2種類のビタミンC誘導体が配合された「VCリッチセラム」美容液がおすすめです。新型と持続型の2種類のビタミンC誘導体を配合したVCリッチセラムは、バリア機能が低下しているニキビ肌に働きかけます。
相場価格 | 2,250円 |
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ニキビの状態 | ニキビ跡 |
おすすめ度 | ![]() |
総評
長時間皮膚の中で効果を持続させ、ニキビができにくい肌を目指します。皮脂の分泌のコントロールをサポートするので、肌の健康維持にもつながります。
相場価格 | 907円 |
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ニキビの状態 | 赤ニキビ |
おすすめ度 | ![]() |
総評
保湿・洗浄・美白の3つの効果や効能を期待でき、背中はもちろん、体全体に使えます。無添加なので敏感肌の方でも安心です。
相場価格 | 4,980円 |
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ニキビの状態 | 白ニキビ、赤ニキビ、黄色ニキビ |
おすすめ度 | ![]() |
総評
薬用洗顔料・薬用美容液・薬用ジェルクリームの3ステップのお手入れで、ニキビ予防や改善をサポートします。
特徴
大量のニキビが発生したとか、ニキビ痕、クレーター状の凸凹肌などで悩んでいる方には、ニキビ治療専門の「メディアージュ」クリニックがおすすめです。メディアージュでは、外側からだけでなく内側からもニキビにアプローチします。
相場価格 | 20,000円 |
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ニキビの状態 | 赤ニキビ、黄色ニキビ、ニキビ跡 |
おすすめ度 | ![]() |
総評
ニキビの状態や肌質に合わせた治療方法を提案し、美しい肌質をキープする手助けをしてくれます。興味がある方は、一度カウンセリングを予約して、肌の状態をみてもらうことから始めてみてください。
肌が乾燥していると、体は肌を潤わせようとして皮脂の分泌を活発にさせます。先述のように、皮脂が多くなりすぎるとニキビが発症しやすくなります。冬の乾燥時期や、冷房・暖房などを利用する時期は肌が乾燥しやすいため、注意が必要です。
もし乾燥肌にお悩みなら、ミスト状化粧水の「アベンヌウォーター」がおすすめです。このウォーターを顔の上に吹きかけるだけで、肌に潤いが生まれます。顔だけでなく他の部位にも使えるので、気になる背中のニキビケアアイテムとしても使えます。
当たりまえのことですが、どんなケア用品を使うにしても、使用上の注意をしっかり理解しておく必要があります。使い方を守ることは基本中の基本です。適当なやり方では効果は期待できません。
また、アレルギー反応や副作用などは使い始めないと分からないものですが、万が一異常があらわれたときは、すぐに使用を中止しましょう。
口コミ評価がどんなに高いケア用品でも、効果には個人差があります。宣伝されている効果や効能を実感できないことは珍しいことではありません。人それぞれニキビができる理由は違いますし、肌質や年齢、生活環境も異なっています。
別の注意点として「数日使っただけで効果がなかった」と決めつけるのはやめましょう。使用するケア用品にもよりますが、ニキビのような肌トラブルはたった数日で改善するものではありません。少なくても1ヶ月~3ヶ月は継続して使われることをおすすめします。
ニキビができている肌はデリケートな状態になっています。そのため、いつも使っていたスキンケア用品が急に肌に合わなくなることもあります。また、ニキビ肌のために開発されたスキンケア用品だとしても、必ずしも肌に合うという保証はありません。
繰り返しになりますが、万が一アレルギー反応や肌荒れなどが発症した場合は、すぐに使用を中止しましょう。
ニキビ予防のためには、スキンケア用品で外側からケアをすることが欠かせません。とはいえ、規則正しい健康的な生活を送ることも同じくらい重要と言えます。栄養バランスのとれた食事を1日3食とること・毎日最低でも6時間以上の睡眠時間を確保すること・ストレスを溜めないことなど、どれも大切です。是非、この機会に生活習慣を見直し、体の内側からもニキビケアをしていきましょう。