ニキビは遺伝するの?

ニキビは、日本人女性の約90パーセント以上が経験したことがあると言われています。誰もが経験するニキビは、遺伝するのでしょうか?結論から述べるなら、ニキビができることは遺伝に要因していません。遺伝で決まるのは、皮脂分泌量を左右する皮脂腺の大きさや肌バリアの弱さなどです。耳垢が湿っている人や父親が薄毛の場合は、皮脂腺が大きい傾向にあり、分泌量が活発に行われている可能性があると言われています。

また男性は女性よりも皮脂の分泌量が多いので、ニキビができやすい体質をしています。では、ニキビができやす人とできにくい人の肌には、どんな違いがあるのでしょうか?

ニキビができやすい肌とできにくい肌の違いとは?

ニキビが遺伝に要因していないのであれば、なぜニキビができやすい肌とできにくい肌があるのでしょうか?ニキビができやすい人は脂性肌で、ニキビができにくい人は乾性肌と考えられがちですが、必ずしもそうとは言えません。先述のように皮脂腺の大きさの遺伝・食生活や睡眠時間などの生活習慣・スキンケアの方法・ストレスなどの様々な要因が関係しています。皮脂腺の大きさは遺伝によって決まるので変えることはできませんが、生活習慣やスキンケアの方法、ストレスを軽減させることなどは自分の努力次第で改善することが可能です。

まず基本とも言える生活習慣は、栄養バランスのとれた食事と規則正しい生活が大切です。揚げ物やファーストフード・チョコレート・スイーツなどを脂質や糖質を好んで食べるとニキビができやすい肌になります。睡眠時間が不足するとお肌の再生に悪影響を及ぼし、ニキビなどの肌トラブルを招きます。スキンケアは、保湿が足りないと乾燥を招き過剰分泌を引き起こしますし、保湿を過剰に行うと毛穴が詰まることでアクネ菌が増殖しニキビの発症につながります。水分と油分のバランスのとれた保湿ケアがニキビのできにくい肌作りには欠かせません。

大人になってからできるニキビについて

10代の頃にできる「思春期ニキビ」は、ホルモンバランスの変化が原因となり、皮脂の分泌量の多いTゾーンを中心にニキビが出やすい特徴があります。一方、20歳を過ぎてもできる「大人ニキビ」は、様々な原因が要因となり、肌のターンオーバーが乱れて毛穴が詰まることで発症します。主な要因は人それぞれ異なりますが、食生活・ストレス、間違ったスキンケアなどが挙げられます。ニキビができる原因だけでなく、できやすい部位も思春期ニキビとは違います。大人ニキビは頬や顎・フェイスライン周辺など丁寧に洗顔や保湿ケアができていない部位にできやすくなっています。また出来ているニキビをついつい触ってしまうことで、症状が悪化してしまうこともあります。

生理周期とお肌の関係

普段の生活習慣に加え、女性の場合は黄体ホルモンと卵胞ホルモンのサイクル、つまり生理周期もニキビに影響を与えます。生理が始まる1週間前から10日前の黄体ホルモンの時期は、ニキビができやすかったり、ニキビの症状が悪化しやすい時期です。ニキビは治りにくいので、洗顔などの基本的なケアをしっかり行うようにしましょう。生理が終わりに近づく頃には卵胞ホルモンが優位になってくるため、ニキビが改善されやすい時期になります。この時期にニキビケアを積極的に行えるでしょう。

このように女性は生理周期によってニキビや肌の調子が左右されます。ニキビができやすいタイミングを把握するなら、ニキビができにくい肌へと近づくことができるでしょう。

ニキビを増やさないためにできることとは?

ニキビを増やさないためには、普段どのようなケアをすればよいのでしょうか?メイクが肌に残っているとニキビの原因となります。帰宅したらすぐにメイクを落とすように心がけましょう。また脂性肌の方は1日2回・乾性肌の方は1日1回を目安に、余分な皮脂を除去することを目的とした洗顔をしましょう。そして洗顔後は、すぐに保湿ケアをします。化粧水を肌にしっかり馴染ませ、肌の奥まで浸透させます。様々な化粧品が販売されていますが、ニキビ肌で悩んでいるなら殺菌成分・皮脂をコントロールする成分・ビタミン類が配合されているニキビ肌専用の化粧品を使用されることをおすすめします。

ニキビが出来ている肌は、とてもデリケートで敏感です。肌に塗った際、ピリピリと刺激を感じる場合は、すぐに使用を中止しましょう。化粧水で肌を整えた後は、ジェルや美容液、クリームなどで保湿をし、水分が蒸発しないようしっかりケアしましょう。また春から夏にかけては、お肌にダメージを与える紫外線が強くなります。紫外線はニキビの症状を悪化させますので、紫外線対策も忘れずに行うようにしましょう。