毛穴の詰まりがニキビの始まり!

ニキビは最初の段階では気づきにくいものです。しかし、肌の奥でジワジワとできはじめ、やがて肌の表面にポツッとあらわれ炎症を起こし、目立つようになってきます。しかし、そもそもなぜニキビはできるのでしょうか?ニキビができる仕組みやその構造を知るなら、ケア方法をよく理解することができます。

正常な皮膚の場合、皮脂腺から皮脂が分泌されると毛穴から皮膚表面にでて、肌を外的刺激から守るために皮脂膜をつくります。ところが、何らかの原因により皮脂が過剰に分泌されたり、古くなった角質などが毛穴に詰まることで、本来自然に毛穴から出るべき皮脂が閉じ込められて溜まってしまいます。そうすると、皮脂をエサとするアクネ菌が増殖し始め、ニキビの初期段階である白ニキビが発症してきます。この初期段階でケアをすると、悪化することでできる炎症や膿などを防げます。

角層が硬くなってきたら要注意!

ニキビが肌の奥でジワジワとできはじめている段階では、ほとんど気づきません。しかし、毛穴のまわりの角質が硬くなってきたら要注意です。これは、毛穴に過剰に分泌された皮脂や古い角質が溜まりはじめている証拠です。硬さを感じると、次第に肌の表面に白ニキビが発症してくるでしょう。

溜まった皮脂は固まり、毛穴の出口をふさぐようになります。そこにさらに皮脂が溜まっていき、その皮脂をエサとしてアクネ菌が増殖し続けることで、炎症が引き起こされます。白ニキビは赤く腫れて赤ニキビとなり、さらに症状が悪化すると黄色の膿をもった黄ニキビになります。黄ニキビになるまで何もせずに放置すると、症状おさまってもニキビ跡や色素沈着などが残る恐れがあります。

「そのうち治るかも・・」と軽い気持ちでいると、ニキビはあっという間に進行してしまいます。肌に大きなダメージを与える前に、ニキビの初期段階から適切なケアをするようにしましょう。

ニキビとターンオーバーの関係とは?

肌の細胞は一定のサイクルで生まれ変わっています。古くなった角質は自然に剥がれ落ち、肌奥にある「基底細胞」で作られた新しい皮膚が、表面へと押し上げられて新しい皮膚と交代していきます。このように、一番表面にある古くなった角層が新しい皮膚へと入れ替わることを「ターンオーバー」と呼びますが、これが行われることで肌の美しさと健康を維持できます。しかし、このサイクルが何かしらの原因で乱れてしまうと、ニキビができやすい環境になってしまいます。本来剥がれ落ちるはずの古い角質が肌の表面に残ることで、毛穴が詰まってしまうからです。

通常、肌のターンオーバーは、20代のうちは約28日間のサイクルで行われますが、年齢を重ねるにつれて期間は長くなってきます。大人ニキビが一度でできてしまうと治りにくく痕が残りやすいと言われているのは「ターンオーバーのサイクルが遅くなっているから」と考えられています。ターンオーバーのサイクルは、加齢・食生活・スキンケア・ストレス・生活習慣などによって影響を受けるので、たとえ20代だとしてもサイクルが乱れることはあります。ターンオーバーがしっかり働くには、規則正しい生活やビタミン類が豊富な食生活がカギとなります。

ニキビと皮脂の関係とは?

「皮脂があるとニキビができる」「脂っぽい肌はニキビができやすい肌」など、なにかとマイナスイメージが強いのが皮脂です。でも実は、皮脂は美肌に欠かすことができない成分です。先述のように、肌の奥で作られた皮脂は、皮脂膜を作って紫外線などの外的な刺激から肌を保護したり、うるおいを維持する働きをしています。

しかし、皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に詰まってニキビの原因菌であるアクネ菌のエサとなり、ニキビを発症させます。つまり、問題は皮脂そのものというより量です。皮脂が適度に分泌されるなら問題はないのです。過剰分泌する原因には、ストレス・便秘・生理周期などのホルモンバランスの乱れや食生活などが挙げられます。ニキビで悩んでいるなら、原因を見つけ、それを改善するようにしましょう。

ニキビ痕を残さないために

一度炎症を引き起こしたニキビは、皮膚の中で吸収されて治まるか、膿となって外に出ます。しかし、ニキビができた場所や大きさ・種類などによっては、シミなどの色素沈着やニキビ痕として残ることがあります。特に、膿が溜まったり痛みを感じるニキビは痕に残りやすいので早目のケアが必要です。むやみに手で触ったり、紫外線などの刺激を避けるようにしましょう。自分でケアすることが難しいなら、皮膚科を受診するのも良いですよ。少し面倒かもしれませんが、顔に目立つニキビ跡ができるよりは遥かにマシです。